水旅

幾星の店名は「爾来茲幾星霜（じらいここにいくせいそう）」から過ぎ去った年月に万感の思いを馳せ、変わらないために変わらなくてはいけない、そんなバー文化の一端を引き継ぐ想いを表しました。 オーナー兼バーテンダー織田浩彰は、京都大文字山裏の私設薬草園で栽培し植物の香りを溶かし込んだ「飲む香水」をコンセプトに、薬草系リキュールを提供し続けています。 彼が体感した薬草園での「ワンダーに満ちた自然が放つ風景」を再現したバー。 それを1本のボトルに詰め込んだ「miatina（ミアチナ）」。
幾星 京都蒸溜室は「飲む香水」をコンセプトに 織田浩彰が水先案内となってノンアルコールスピリッツという植物のエッセンスを抽出した京都の水をいただく旅「水旅（みなたび）」をお届けします。

蒸溜室

時代にあわせた
植物のエッセンスでつくる
ノンアルコールの蒸溜室。

織田浩彰が手掛けてきた、数々のノンアルコールスピリッツプロデュースの一つに奈良県天理市で行われた絶滅危惧種「大和橘」の復活プロジェクトがあります。
商品となる実ではなく葉を使うなど、これまで端材とされる素材を活用した創作を試みてきました。 また「アルコールを飲んでいるのと変わらない高揚感を楽しめた」と、想像以上に喜ばれる姿に接してアルコールを含まずとも、アルコールを飲んでいるような楽しさを味わうことができる、という確信。 これらの経験はサスティナブルな社会が求められる時代にあって、蒸溜所を立ち上げる想いを強くする出来事でもありました。 カクテルの歴史は、環境の変化による必然的な制約の中で技術革新とともにあたらしい素材が組み合わされ、常に時代とともにスタイルを変えてきました。
築140年の京町家の中に、優れた管理が可能な最新のiStill製の芳香水製造機を設置。
ノンアルコールを志向する時代性にあわせた、京都のノンアルコールスピリッツ蒸溜室です。

サロン

バーの非日常性を
お酒を飲む人も
飲まない人も
気兼ねなく楽しめる。

幾星 京都蒸溜室は、ノンアルコールを志向する時代性にあわせて蒸溜所に併設したノンアルコールスピリッツをメインにしたノンアルコール＆カクテルバーです。「お酒は飲めないけど」「お酒はあえて飲まないけど」「お酒が飲めない人を誘って」など お酒を飲む人も飲まない人も、楽しめる場所です。 14時の開店は、ランチ後のティータイムとして、観光スポットとしても。 京都から美しい四季のうつろいとともに人々の暮らしの営みのなかで大切にされてきた歳時記を彩る次世代のバーとして、京町家内蒸溜所併設のノンアルコール＆カクテルバーで非日常の一時をお楽しみいただけます。